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乱読乱文多謝 静岡史跡探訪ver.

スーパーカブと、史跡と、ときどき読書感想文

日々の出来事 11

厄よけ観音とローエングリン

 今年、私は厄年、らしい。妻は前厄、らしい。私はどうもこういうことに疎く、本当によくわからないのだが、しかし、厄年だといわれると、なんだか不安になる。実際、我が人生は現在、とてもではないが絶好調とはいい難い状況にあるので、いよいよ、神仏にすがりたくもなってくる。

 と、いうことで、休日のお出掛けコースは決まった。静岡県西部の袋井市に、法多山尊永寺という、厄除け観音で有名なお寺があるのだ。通常、単に「法多山(はったさん)」とよばれるこのお寺に、以前妻とは行ったことがあったが、子どもが生まれてからは行っていなかった。静岡市内の我が家からは、車で国道一号線を西へ一時間ばかりの距離で、Jリーグのジュビロ磐田のホームスタジアムである「エコパスタジアム」のすぐそばである。

 このお寺は実際、とても有名らしく、県外からも多く参拝客が訪れる。この日は日曜日、まさかもう初詣のひとは多くはないだろうが、やはり厄年とあらばその年の初めにはさっさと厄払いしたい、というのが人情というもので、多くの人びとが参拝に来ており、門前の駐車場は、誰かが出るまでは駐車できないような、そんな混雑ぶりだった。

 よって、山門へ続く道もこの通り。



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 テキ屋さんまで店を並べ、ほとんどお祭りのような様相だ。この混雑のなかを、我々は二歳児と一歳児を連れて進まなければならない。こんな状況で、よちよち歩きの子ども等を歩かせる訳にはいかないが、妻は、だっこヒモを家に忘れる、という致命的な失敗をしてくれた。仕方なく、私が上の娘を、妻が下の息子を抱きかかえて歩く。



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 山門を過ぎても、混雑は続く。砂利の道が、200から300メートルぐらい(?)伸びている。周囲には立派な針葉樹が立ち並ぶ。趣味の「木の実拾い」をしたい娘が、私の腕から逃れて寄り道を始めてしまい、ちっとも前に進まない。
 


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 最後の難関。以前に来たときは、これを登った。見かけ以上にきつい、と感じたのは、私の身体の衰えのせいか。今回は、子連れだ。あきらめて、脇にある迂回路の坂道のほうを登ったが、そちらとて決して楽ではない。子どもなど抱いていたら、なおさら。



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 ようやくたどり着いた、本堂。立派な建物である。以下は、公式ホームページより。

 「法多山は、寺号を尊永寺と称し、高野山真言宗に属し本尊正観世音菩薩は俗に厄除観音として知られています。神亀2年(725)、聖武天皇の勅命を受けた行基上人は大悲観音応臨の聖地をこの地に探し求め、自ら刻んだ本尊観世音菩薩を安置したのが縁起といわれています。」

 こんなに由緒のあるお寺ならば、この混雑も頷けるというもの。すでに全身くたくたの我々も、心をただしてお参りをした。ああ、かんのんさま、どうかひとつお願いいたします。



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 ここは、おだんご売り場。本堂から少し降りたところにあるのだが、ここの名物「厄除だんご」は、お世辞抜きですごくおいしく、大人気商品である。疲れて座り込んでしまった妻に子どもをまかせて、私は行列に並び、二箱買ってきた。一箱500円である。



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 これが、その「厄除だんご」。中身を見せろ、といわれそうだが、なんと、なかのだんごの写真を撮る前に食べてしまった。スミマセン。

 下山し、駐車場の車に戻った頃には、すっかりグロッキーになってしまったが、しかし、ここまで来て、お寺ひとつお参りして帰宅、ではつまらない。お隣の掛川市にある、「掛川花鳥園」というところを目指して出発。法多山からは、車で10分かそこらの距離である。



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 「掛川花鳥園」は、その名の通り、鳥類と花を楽しめる施設で、まあ、いってみれば、植物園のなかに、様々な鳥が放し飼いにされているような、そんな所である。ウチの子どもたちは、なぜか鳥が大好きなので、ここはお気に入りの場所といってよく、すでに何度か遊びにきたことがある。入場料は、大人1100円、だったと思う。



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 入ってすぐの池にいるペンギン。こいつらも放し飼い。動物園などでは考えられないような至近距離にペンギンをみて、子ども等は大はしゃぎだった。




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 これは、数年前の一時期、テレビで有名になった「ポポちゃん」・・・の相棒。ポコちゃん、だったかな? 




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 このような大きな温室の中に、インコだのオウムだの、様々な外国の鳥類が放し飼いにされている。




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 こんなヤツもいるし、



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 花も綺麗。これら、蓮の類だけでもかなりの種類がみられる。



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 このブログに初登場の我が息子。彼は一歳二ヶ月、怖いもの知らずに、このでっかいクチバシの鳥とか、自分の二倍も身長があるフラミンゴなどを、大はしゃぎで追いかけ回す。しかしその後、彼は動物というもののオソロシさを思い知ることとなる。



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 自販機と、空き缶用ゴミ箱。フクロウが描かれていて、ちょっと面白い・・・と、息子も思った様子。施設のあちこちには、無人販売で100円の鳥の餌が売られていて、それを買って餌やりを楽しむことができるのだが、調子に乗って餌を買っていると、やがて小銭がなくなった・・・というところで、この自販機がおいてあった。両替がてら、缶コーヒーを一本購入。なんだか、上手に商売に乗せられた感じ・・・。



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 で、百円玉を補充して向ったのが、ここ。野外に池があり、白鳥だのカモだのが泳いでいるのだ。人が近づくと、心得たもので、鳥たちはそそくさと寄ってくる。子どもたちに乞われるままに餌を買い、娘に渡したら、何を思ったか、彼女は水際にどばっと餌をぶちまけてしまった。もったいないと、あわてて拾う貧乏症の母親の真似をして、子どもたちも拾い始める。そこで、悲劇は起こった。そして偶然、その悲劇を、私のカメラがとらえてしまった。



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 それが、この写真。わかりにくいですか。



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 拡大すると・・・あっ、息子の手が! 喰われたっ!!

 大泣きする息子。彼には申し訳ないが、私は笑ってしまった。まあ、手が無事だったからではあるが。



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 エミューという、この巨大な鳥は、広い柵の中に放し飼いにされており、その柵のなかにも自由に入ることができる。が、しかし、先ほどまでは、どんな鳥でも平気で追いかけまわしていた我が家の「白鳥の騎士」は、もうすっかりビビッてしまい、まるきり逃げ腰になってしまった。まあ、これも経験である。

 帰路。遊び疲れて眠るローエングリンの寝顔をルームミラーで確認しながら、さて、厄は祓われたのか、息子が白鳥に手を咬まれるとは、あるいは何かのお告げなのか、そういえば、昔は鳥で吉兆を占うことがあったらしいが、いや、あれは鳥がどう飛ぶのかで占うんであって、手を咬むとか咬まないとかじゃなかったよなあ、なんてことを思いつつ、私は車を走らせた。良い年になればよいが。

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コメント


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息子さん、かわいい

静磨さん、こんにちは。

お寺、すごい人ゴミですね。そんな中、ちっちゃいお子さんをつれて歩くのは、かなりたいへんだっでしょう。お疲れ様です。

ところで、息子さん、かわいらしいですね。静磨さんが親馬鹿(すいません(^_^;))になるのも頷けます。鳥恐怖症にならないといいのですね。

休日の楽しい出来事、おすそ分けありがとうございました。

道下 森 | URL | 2012-01-20(Fri)09:43 [編集]


Re: 道下森さん

道下さん、こんにちは。

親馬鹿はねえ・・・自分は親馬鹿にはならない、そういうタイプじゃないから俺、なんて思っていましたが、やっぱりなっちゃいますねえ(笑)
何か言葉をおぼえたりするたびに、おお、こいつまさか天才か、なんて思ってみたり。馬鹿ですねえ(自嘲)

まあ、どこへ連れて行くにも疲れますが、カワイイ奴らです。
それでは。

静磨 | URL | 2012-01-20(Fri)22:09 [編集]


ブログで笑わせてもらったのは久しぶりです。
一緒に見ていた嫁も笑っていました。

息子さんの可愛らしい小さな手と白鳥の口嘴が、
アンバランスに見えるのも、なぜかはわかりませんが、
笑いを誘いますね。

男の子は、
怖いもの知らずぐらいでいいですよね^^。
親からすると、少しづつ、学んでいく様子もまた、
可愛く感じます。ワタシも親馬鹿ですが、
自分の子供に対して、
親馬鹿にならない人の方が少数派だとおもいます。

kappamama | URL | 2012-01-23(Mon)02:06 [編集]


Re:kappamama さん

kappamama さん、こんにちは。

楽しんでいただけたなら嬉しいです。
息子も咬まれたかいがあったというものです(笑)
まあ、手に傷どころか、ほとんど痕さえ残っていませんでしたから、痛かった、というよりは、ビックリして泣いたんでしょう。
見ていたこっちもビックリしましたが(笑)

コメント、ありがとうございました。

静磨 | URL | 2012-01-23(Mon)21:52 [編集]


こんにちは。
とても混んでるお寺ですね。ばっちり厄除けできそうですか?厄除け団子、気になります~。

フクロウのゴミ箱がとってもかわいくて気に入りました。フクロウキャラ好きなのです(^^)

ゆう | URL | 2012-01-27(Fri)10:10 [編集]


Re: ゆうさん

ゆうさん、こんにちは。

厄除け団子、これは絶品ですよ。
写真を撮る間もなく食べてしまうほどに(笑)

「掛川花鳥園」には、フクロウもたくさんいて、手に乗せて記念撮影もできます。勿論、フクロウのグッズもたくさん売ってます。好きな人にはたまらないと思いますよ。

かなりの田舎にありますが、機会があったら、是非。厄年の折などに・・・(笑)

コメントありがとうございました。

静磨 | URL | 2012-01-27(Fri)22:44 [編集]


フクロウを手にのせて、撮影もできるんですか?
それはとっても心惹かれます。
フクロウって、タカのような鋭いかぎ爪のイメージなのですが、危なくないのですか?わたしの間違ったイメージかしら?

ゆう | URL | 2012-01-30(Mon)09:18 [編集]


Re: ゆうさん

そうなんです。とても鋭い爪をもっているので、確か、小さい子は不可だった気がします。
そして、撮影時には腕カバーみたいなのを貸してくれます。
一回500円だったかな。もっと安かった気もします。
ウチは、子どもが小さいので、綺麗なカモと一緒に撮影しました。

他にも、野外で鷹匠が鷹を飛ばせるイベントもあって、そのときもフクロウが登場します。
田舎の施設にしては、なかなか楽しいところですよ。

静磨 | URL | 2012-01-30(Mon)21:57 [編集]