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姫街道 その7・佐久城


 姫街道 その7・佐久城




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 今回のコース。また、ちょっと寄り道します。 




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 出発。無論、また「奥浜名オレンジロード」の方を走る。ちなみに、これが「オレンジロード」の方の引佐峠。峠の先の旧姫街道は、かなり急な坂になる、という。その坂は「象鳴き坂」と呼ばれる。将軍徳川吉宗に見せるために江戸に送られていた象が、この坂が急すぎて悲鳴をあげたのだそうだ。




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 三ヶ日の街へ向けて、道は下っていく。三ヶ日、といえば、ミカン。周囲は全て、ミカン畑である。姫街道の旧道は、そろそろ、この道の左側に近づき、平行して走っているはずなので、




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 左側の、テキトーな脇道に入る。




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 ドンピシャ。これでまた姫街道に戻れました。




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 農道みたいな道。




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 ここはまっすぐ、青っぽい建物のある方へ。




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 ここで、県道308号線に出るので、左折。




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 曲がってすぐに橋を渡ったその先、右側に観光案内板。情報収集。




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 その案内板のすぐ隣に、「大谷代官屋敷」。江戸にいる領主、大谷近藤家の代官として、領内を支配していた大野家の屋敷であり、いまもその子孫が住んでいる、とのこと。本物のお代官様のお宅である。すごいね。




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 そしてその「代官屋敷」のある脇道を入っていくと、




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 こちらが、「旗本大谷近藤家陣屋跡」。こちらはもうミカン畑になってしまっている。




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 先へ。ここのY字路を右へ。




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 裏道を進む。




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 しばらく進むと、東名高速道にぶつかる。姫街道は、というと、




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 丁寧に、こんな看板が。高速道路で分断されたそうです。図の通りに迂回しましょう。




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 ここで高速をくぐる。




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 くぐった先、景色が開けた。




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 右手に何やら。読めば、


  御殿道

 徳川3代将軍家光が休憩所として、寛永3年(1626)野地城にお茶屋御殿(野地城御殿)が建てられた。

 姫街道から南に分かれて野地城址まで続く一本道を、今でも「御殿道」と呼んでいる。

  (後略)




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 南への道、というと、これか。持参した本で調べてみれば、南の方、浜名湖畔に、野地城、そして佐久城というふたつの城があったようだ。寄っていくことにしよう。




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 「御殿道」。田んぼの中の、気持ちのいい道。




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 なんだあれ……。




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 天竜浜名湖線の踏切を渡る。




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 この先、何だかあちこち探しまわったので、よく道がわかりません(笑)。上掲地図をご参照あれ。




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 「佐久城跡」に着いた。ここが入り口。




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 ちなみに、周囲はリゾート開発され、この通り。




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 城の見取り図を。図の中央、つまり城の「南郭」部は、開発が進んで残念ながら遺構は残っていないようである。




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 佐久城は、室町時代にこの三ヶ日一帯を領した浜名氏の居城で、築城は貞和四年(1348年)、浜名氏九代目清政とされる。永禄十二年(1569年)の徳川家康の遠江侵攻の際、今川方についた浜名氏は籠城してそれに抵抗したが、落城した。その後は、徳川方の本多百助信俊等が入城したという。では、城跡に入ってみよう。




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 まず、「馬出し跡」。




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 馬出しから、「本郭」部へと伸びる土橋。




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 土橋両脇に深い堀。これらは、徳川方が豊臣との戦いに備えて改変した、戦国期の遺構だろう。




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 「虎口」。




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 そして、「本郭」部。




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 井戸。




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 「搦手」跡。こちらから、湖畔の船着き場に通じていたらしい。




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 浜名湖の支湖である猪鼻湖に突き出た半島の先に築城された、この佐久城は、周囲三方を湖に守られており、北をはしる本坂道(姫街道)のおさえとしても良好な立地で、室町時代から戦国期にかけて、各勢力に重要視されたようである。ただ、かの本多忠勝が入城した際に手狭であったために、天正十一年(1583年)、すぐそばに野地城が築城されたのを機に、廃城となった、という。

 その野地城にも寄ろうかと思ったが、場所がはっきりわからず、遺構らしい遺構もあまり残っていないようなので、今回はパス。時間もそろそろ12時になろうとしており、お腹もすいてきたので、姫街道にもどり、三ヶ日をめざそう、ということで、次回に続く。


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