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姫街道 その5・気賀宿


 姫街道 その5・気賀宿





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 今回のルート。




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 予定外の井伊谷への寄り道を終えて姫街道にもどり、この「気賀四ツ角」から再出発、である。これまでは主に県道261号線を走ってきたが、ここからは、国道362号線を主に走ることになる。




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 ほどなくして、「細江神社」。




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 その前に、「浄水井の跡」。側面に刻まれた解説文をそのまま転載。


 気賀領主近藤氏は代々火防に意を注ぎ氏神の神社前に浄水井戸を設け火にそなえた偶々出火に際し大いに役立ったことをことから町並約一町毎に堀井戸町金井戸を造り町家の飲料と用水を兼ねさせたこの井戸はその浄水井戸の名残りで当町用水の嚆矢である


 句読点がない文章って、やはり読みにくいですね(笑)




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 拝殿。




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 印象的なのは、この楠の大木。




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 こんなものがあった。この木の主の座を、大蛇と大コウモリが三日三晩争った、という昔話。




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 神社の裏手に、観光案内板。この先の参考にさせていただいた。ホントに助かります。




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 神社から100mほど進んだ右側、このNTTの建物の前に、「気賀宿本陣中村家跡」。




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 そのすぐ先の左側には、この「本陣前公園」。この長屋門みたいな建物の向こうは、




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 こんな感じ。井伊谷をまわってちょっと疲れたので、ここで小休止。

 


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 こんな掲示物があった。「文久、慶応頃の本陣界隈」。このあたりは、武家の屋敷が多かったようだ。では、出発。




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 こちらは、宿場入り口の「枡形と灯籠」。つまり、ここが気賀宿の西のはすれである。枡形は、L路形の石垣で形作られていたらしいが、その一部が現存する。




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 こちら。そして注目すべきは、




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 これ。ひょうたん形の石が、綺麗に組み込まれている。当時の石工の見事な技である。




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 こちらは、「獄門畷」。何のことか見当もつかないので、解説文を転載。


 永禄三年(1560)の桶狭間の戦いで、今川義元が戦死した後、徳川家康の遠州侵攻を防ごうと、気賀の人々は、領主今川氏のために堀川城を造り、最後まで戦った。堀川城趾はここから南へ六百メートル程にある。

 永禄十二年(1569)三月二十七日、堀川城に二千人の男女が立てこもり、三千人の家康軍に攻められて、落城したといわれる。大久保彦左衛門の記録に「男女共になで切りにした。」とある。そしてその後に捕らえられた約七百人の人々も、同年九月九日にこの付近で首を打たれた。その首をこの小川に沿った土手にさらしたので「ごくもんなわて」と言われるようになった。






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 その先で、国道362号線から、この右へ逸れていく道に入る。




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 ご覧の通りの裏道。




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 「諏訪神社」。




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 この石段を見て、お参りはやめてしまった。井伊谷城に登ったりで、そろそろ足も疲れてきていたので(笑)




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 さらに先へ。




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 何かあった。




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 「呉石学校の跡」。詳細不明。なんだろ?




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 道はまたさらに裏道へ。ここを、右の坂道へ。




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 坂道を登ったところで、左側に何やらみつける。




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 「二宮神社」。いってみよう。




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 神社が見えてきた。裏から入った感じか。




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 こちらが、表の参道。石段だ。裏からでよかった(笑)




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 拝殿。由緒書きがなかなか興味深いものだったので、転載。


   二宮神社

 宗良親王の妃、駿河姫を祭神とする
 南北朝時代の初期、後醍醐天皇の皇子宗良親王は、南朝勢力の増強をはかって、井伊谷(引佐町)の豪族井伊道政のもとに滞在していた。親王は道政の娘駿河姫を妃とし一子尹良親王をもうけたといわれている。
 延元三年(一三三八)一月(三月の説も)、親王は奥州からの北畠顕家の軍と浜名の橋本(新居町)で合流し、京都に上ろうと井伊谷を出陣した。駿河姫も親王を見送るためこの地まで来たが、急病になって翌日十日に亡くなった。近くの金地院で火葬し、親王の御座所のあった所に社殿を建て、姫の持っていた鏡を祀って二宮神社とした。境内社の若宮神社は尹良親王を祀っている。
 (後略)



 大河ドラマでは、有力大名の力関係のなかに翻弄されて右往左往する井伊氏だけれども、後醍醐天皇の御子と井伊の姫が結婚していたとなると、時代の流れによっては、もしかしたら今川以上の名家になれていた可能性もあった、ということか。面白い話だ。

 というところで、時間は9時40分ぐらい。次回に続く。



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コメント


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初めまして。いつも楽しく拝見させて頂いてをります。

つい先日に、気賀近辺を散策しました。で、もしご存知でしたらお教へ下さい。

気賀駅前の観光案内を記した案内板に「新田喜斎供養塔」と言ふところがあり、その辺りをうろうろしてみたのですが、見つかりませんでした。ちやうど載せて頂いてをります18枚目の写真の奥に進んで暫くしたところにあるように記されてをり、案内板だと二つ目の筋を入り、入つてすぐの曲がり道の途中にあるやうな感じでした。すみません、もしご存知でしたらで結構です。
浜松市は結局時間が足りませんでした。また、訪れてみたいなと思ふ魅力的なところでした。

橘右近大夫 | URL | 2017-09-15(Fri)20:25 [編集]


Re:橘右近大夫 さん

橘右近大夫 さん、こんにちは。はじめまして。

ご質問いただいた「新田喜斎供養塔」についてですが、申し訳ありません、私、全く気づきませんでした。新田喜斎って、今の大河ドラマでムロツヨシが演じてるヒト、ですよね? 供養塔があることを知っていたなら、私もきっと探してみたのでしょうけれど……お役に立てず、すみません。

これに懲りず、またお越し下さいませ。当方も、橘右近大夫 さんの読み応えのある記事、楽しませて頂いております。

コメントありがとうございました。

静磨 | URL | 2017-09-16(Sat)12:01 [編集]