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旧東海道 薩埵峠から興津宿、再訪その3


 旧東海道 薩埵峠から興津宿、再訪
 その3 薩埵峠





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 スタート地点のJR興津駅からえっちらおっちら歩くこと1時間10分。ようやく、道は峠越えの山道へと入っていく。




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 このあたり、なかなかの傾斜で一気に登っていく感じ。舗装路からのいきなりの変化に、歩行のペースをつかむのに手間取っている間に、




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 こんな道標があらわれて、




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 あっけなく坂道は終わってしまい、道は平坦に山腹を伸びていく。




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 景色もよく、快適な道である。ただ、見通しが良い分、木陰も少ないので、日射しがこたえる。




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 展望台がある。




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 そこからの景色。交差する、国道1号線と東名高速道路、そしてJR東海道線。最古の東海道も、この海岸線を通っていた、という訳だ。

 古来、東海道の難所であった、この薩埵峠であるが、合戦場となることもしばしばであった。武田信玄の駿河侵攻の際には、今川支援に動いた北条の軍勢がここに布陣、武田と対峙したことは、蒲原城、あるいは横山城に行ったときの記事に、ちょっと詳しく書いたが(こちら「蒲原城、再訪」、「横山城」)、室町幕府成立直後の足利尊氏と、その弟の直義との対立である「観応の擾乱」の際にも、その兄弟対決の舞台となった。




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 定点カメラ。静岡のテレビでは、このカメラからの映像がよく流されますね。天気がよければ富士山ばばっちり見える絶景である。しかしこの日は、晴れてはいるものの靄がかかり、富士山どころか伊豆半島も、愛鷹山すらもみられなかった。残念。




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 展望台からほどなくして、駐車場に。興津駅をスタートしてから約1時間半、ようやく峠に到着です。大体、予定通りのペースで来られました。距離の割には、意外に歩きやすい道だった。暑かったけどね。ここで、持参したアンパンなどで腹ごしらえをしつつ、10分ほど休憩。




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 さあ、再出発、由比駅を目指す。駐車場を出てすぐの交差点。高低差によってY字路にみえるが、実は右方向に降りていく道があり、そちらが東海道になる。




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 この図で見るとわかりやすい。由比駅まで3.4km、約一時間か。ちなみに、図のななめ左上方向に伸びる道が、車で峠越えができる道であり、「その2」の冒頭の掲示物でみたところの「脇道」で、これも上古からの歴史ある道であった。




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 駐車場からほどなく、この道標。今年の正月に来たときにもこれはみたけれども、そのときはもう少し周囲がすっきりしていたのに、半年でずいぶん草が伸びたものだ。これが多分、このあたりに残存する最も古い道標なのではないだろうか。




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 道はまだ、平坦である。




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 朝日の中、競い合うようにポイントへ向かう漁船群。きっと由比港から出港した船だろう。由比の海産物といえば、シラスか、あるいは駿河湾特産の桜えびが有名であるが、何を穫りにいくのだろうか。




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 これは、山での収穫物を運ぶためのもの。




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 道の周辺にひろがるのは、主に「きよみ」という品種の柑橘類の木と、ビワの木である。これもまた由比の名産品であるが、この辺りの急斜面での農作業は、簡単なことではないだろう。




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 道はやがて下り坂に。由比の街に向けて下っていく。




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 海が近づき、建物があらわれ始める。坂はこのあたりが一番きつい。いよいよ、由比の街に入っていく、というところで、次回に続く。



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