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スーパーカブと、史跡と、ときどき読書感想文

旧東海道 薩埵峠から興津宿、再訪その1


 旧東海道 薩埵峠から興津宿、再訪
 その1 興津駅から興津川




 前回、富士川西岸から由比宿まで、旧東海道めぐりの「やりなおし」をした、わが「スーパーカブ110で行く史跡めぐりお散歩ツーリング」であるが、今回はその続き、薩埵峠から興津宿、である。ということで、やってきたのはこのJR興津駅。




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時間は、朝の4時40分ごろ。七月上旬、この日の大体日の出の時刻である。なんでいきなり駅にやって来たのかといえば、このブログでは何度か訪れている薩埵峠であるから、ただカブでブイーンと越えるだけではつまらないし、今回は、山道をゆく本来の「旧東海道」を辿って、徒歩で峠を越えようと企んだのである。

 そしてまたなぜ、前回の続きならば由比宿からスタートして興津宿を目指すのが自然であるのに、わざわざ逆ルートを選んで興津から始めるのかというと、これは、由比駅の有料駐輪場はこんな早朝には利用できなかったからである。興津駅ならば無料の二輪置き場がいつでも使えるので、カブを停められる、という訳である。よって予定ルートとしては、ざっくりいうとこの興津駅から歩き始めて薩埵峠を越え、由比駅まで歩いてそこから電車に乗って興津駅に帰ってきて、またカブに乗って興津宿をまわる、という具合である。




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 そのルートを地図で確認。例によってざっくりですが。




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 では早速、目指すは二里と十二町、大体9kmほど先の由比宿を目指してスタート。まずは旧東海道に出るべく、駅前からまっすぐに海の方へと伸びる道へ。予定では、寄り道もするだろうし、多分3時間弱ぐらいの行程、かな。




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 途中、脇道がいくつか。こんな裏路地に気付けるのは、徒歩ならでは、といえるだろう。ちょっと踏み込んでみたいような、こわいような。




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 国道1号線に出る。これが、旧東海道になるので、東へ向かう。




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 なにやら極端にジャイアンツ贔屓な自販機を発見。なんでこんなものが、と思ったら、ここは読売新聞の販売店の店先でした。ウベナルカナ。




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 歩き始めて5分ほど、「興津中町西」の交差点。




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 左の脇道をのぞくと、なにやら石碑がいろいろと。




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 「身延山道」の文字。ここは、身延山への参道である、「身延街道」の起点である。この旧街道も、いつかカブで走ってみたいと思っている。




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 国1をさらに先へ、というところで、




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 ふと左手をみれば、こんな景色が。「宗像神社」、はいいんだけれど、「女体の森」って……? ちょっといってみよう。




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 100mばかりの参道。カブならばなんてことのない寄り道だが、歩くとなるとそれなりの時間がかかる。




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 やっとついた。歴史のありそうな、立派な神社だが、別段かわったところはない。由緒書があったので、一部を転載。


 祭神  奥津島比売命(おきつしまひめのみこと)・狹衣姫命(さぎりひめのみこと)・多岐津比売命(たぎつひめのみこと)

  御由緒
 創建年代は不詳 一説に筑前(福岡県)より勧請したともいう
  (中略)
 当社は興津川の西にあり女体の森と言って舟人たちの灯台がわりとされていた
  (後略)


 
 「女体の森」ときいて、何やら官能小説の題名みたいなものを思い浮かべてしまうのは、それこそ心の汚れのあらわれというもので(笑)、祭神が三体とも女神なので、どうやら「三体の女神様の森」みたいな意味に解するのが正しいのではないだろうか。




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 こちらは、宗像神社入り口の向かいあたりにある、「興津の薄寒桜」。説明書きは文字がかすれて読みづらかったが、どうやら、ワシントンD.C.のポトマック河畔の桜並木と関係のある桜らしい。




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 先へ進むと、この「興津中町」の交差点。ここは、




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 現「身延街道」というべき、国道52号線の起点である。南アルプスと富士山とで隔てられる隣県、山梨県へと抜けられる、数少ない幹線路の内のひとつである。




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 さらに西へ150mぐらい。国道1号線はそのまま、海岸線の高架道路である国道1号バイパスと合流してしまうが、旧東海道は左折。わかりにくいが、ガソリンスタンドの左側を伸びていく道ではなく、さらにその手前の、左折レーンから入る路地がそれである。




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 こんな裏道をしばらく歩くと、




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 線路沿いに出る。




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 やがて興津川にぶつかる。このあたり、道路や線路等の通過によって、古い街道の面影は失われている。




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 この階段を登ると、




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 興津川に架かる橋に出られる。先ほどの、ガソリンスタンドの左脇の道の延長である。貨物列車が通過中。




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 橋の上から上流方向を眺める。さっきの貨物列車が走っていた、JR東海道線の鉄橋。




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 下流方向の眺め。こちらは国道1号線。その先の駿河湾が見えなくて残念。興津駅からここまで、約30分。続きは、次回に。



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