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乱読乱文多謝 静岡史跡探訪ver.

スーパーカブと、史跡と、ときどき読書感想文

『静岡県の歩ける城70選』

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 静岡新聞社 『静岡県の歩ける城70選』 加藤理文編著 
 ISBN978-4-7838-1984-4

 
 過去の記事にも幾度か書いているが、私の最近の城跡への興味は、元々は古い街道と、その沿線の史跡への興味から発した、いわば副産物のごときものであった。

 ようするにそれは、なりゆきでいつの間にやら始まってしまったもので、各城址の系統立った探訪どころか、ろくな下調べもせず、「堀切」の何たるかも現地の説明書を読んで初めて知るような有様のまま、あ、城跡がある、行ってみよう、という調子で、行き当たりばったりに行われてきた訳だ。

 こうした素人丸出しの方法にも、それなりの楽しみというものはあり、私もそれを自覚した上で楽しんできた部分もあるのではあったが、こうした方法だと、当然ながら、眼につかない城跡などを見落としてしまう、という欠点がある。

 諏訪原城だとか、高天神城だとかいった、有名どころは嫌でも眼に入るのだが、そうでない小さな城跡、というものはある。そうした城跡のすぐそばを通過しながら、知らないばっかりに立ち寄らずにすませてしまった、なんてことが幾度か続いた。

 そこで、そろそろ、というかもう遅きに失した感もあるが、何か一冊城についての本でも買って、それである程度の情報収集を事前に、などと考えて本屋さんに出向くも、なかなか良い本がみつからない。

 「名城100選」的な、全国区のカタログのようなものには、良さそうなものも幾冊かあったのだが、なにぶん、私の史跡めぐりは、「スーパーカブ110で」という縛りがある、という事情がある。これもまた、そもそもは旧街道めぐりから始まった、というところから生じたものではあるが、ようするに、そうした全国版では、対象が広すぎるのである。

 全国に一体幾つの城跡があるのか知らないが、対象が広すぎると、そのほとんどが県外、つまりスーパーカブで行くのは現実的でない遠方の城跡ばかりで、その上、掲載された数少ない静岡県内の城跡は、既に行ったことのあるような有名どころばかり、ということになってしまう。さらに、そうした本はカラー写真満載で非常に高価なのである。貧乏な私にはこれはなかなか厳しいものがある。

 そこで眼をつけたのは、地元静岡のことについて書かれた本がまとめて置いてあるようなコーナーであった。そして、市内のオシャレなカフェだの、方言を集めたものだのが載っている本の並びのなかにみつけたのが、この『静岡県の歩ける城70選』であった。

 これはもう、題名の通り対象は静岡県内の、すなわちスーパーカブの守備範囲になんとか入る城跡のみが対象であるから、全く無駄がない訳である。さらには、こうした地方限定の本は、ほぼ例外なくお値段が安いのである。この200ページ、オールカラーの本にしても、1800円であった。これは有り難い話である。

 そして、静岡県内の城跡、これまた一体全部でどのくらいあるのか知らないが、70、というのは大した数である。目次に並んだ城跡の名前の内、すでに行ったことのあるものをざっと数えてみると、まだ20カ所ほどであった。これでしばらくは、ブログのネタにも困らない、という訳である。

 ということで、そろそろ季節も良くなってくるので、この本を参考に出掛けてみようかというつもりでいる。最近はなんだか県西部にばかり行っている気がするので、そろそろ、東部、できれば伊豆半島にも行きたいとは思っているのだけれど。日の出が早くなれば、それだけ、我が「早朝お散歩ツーリング」も遠方まで足をのばせる、というものである。乞う、御期待ということで、それではまた。

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