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乱読乱文多謝 静岡史跡探訪ver.

スーパーカブと、史跡と、ときどき読書感想文

おひな様 2019


 おひな様 2019


貴(あて)なるもの。
 淡色(うすいろ)に、白がさねのかざみ。
 雁の卵(こ)。
 削り氷(けづりひ)に甘葛(あまづら)いれて、あたらしき鋺(かなまり)に入れたる。
 水晶の数珠。
 藤の花。
 梅の花に、雪の降りかかりたる。
 いみじううつくしき稚児の、苺など食ひたる。

  (新潮日本古典集成 『枕草子』第三十九段。)


 寒い日が続きますが、もう二月も中旬、静岡では梅は開花を迎えたようで、




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 今年は早めにおひな様を出した。去年まではアパート暮らしでスペースがなく、三人官女が飾れなかったのだが、ようやく一戸建てに引っ越して、和室に悠々と飾ることができた。




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 じつは、この三人官女のの方が、私は気に入っているのだ。




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 加えて、わたしはこうしたミニチュアが大好きなのである。娘よりも妻よりも夢中になって、おひな様を眺めて喜んでいる中年男なのでした(笑)


 殿上より、梅の、みな散りたる枝を、
 「これは、いかが」
 といひたるに、ただ、
 「早(と)く落ちにけり」
 と、いらへたれば、その詩を誦して、殿上人、黒戸にいと多く居たる、主上の御前にきこしめして、
 「よろしき歌など詠みて出だしたらむよりは、かかることは、まさりたりかし。よくいらへたる」
 と、仰せられき。

 (同上。第百段)


 ひな祭りの頃には、桃の花でも飾ろうか。


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