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乱読乱文多謝 静岡史跡探訪ver.

スーパーカブと、史跡と、ときどき読書感想文

日々の出来事 18

東照宮

 私はこれまで、まともに「お盆休み」というものがある会社に勤めたことがなかった。年中無休の、交代制の会社ばかりだった。よって、今年初めて、私は4日間のお盆休みというものを経験したのであるが、私は夏バテ気味な上に軽く風邪までひいてしまい、おまけに子供等まで、なんとかいう流行り病らしきものに罹ったりで、どこにも出かけずに終わってしまった。

 おかげで、私は身体を休めることができ、体調も回復したのだったが、ご不満なのは我が妻である。「せっかく休みなのに、どこにも行けなくて残念だねえ」などと、聞こえよがしに子供等に言ったりしている。これでは、今度は神経性の胃炎などになってしまいかねないので、お盆開け後の最初の週末に、久能山東照宮に行ってきた。妻が以前、行ってみたいといっていたのだ。それをちゃんと覚えていますよ、というアピールにもなるし。

 静岡市の、駿河湾に面した海岸線を、なぞるように小高く長く伸びる山々の連なり。その中ほどの久能山(標高612m)に、久能山東照宮はある。東照宮、といえば、勿論有名なのは日光東照宮だが、東照宮に特有の建築様式である所謂「権現造」の元祖は、この久能山の東照宮である。

 アクセス方法は、というと、ふたつの選択肢がある。ひとつは、久能山の北側にある、日本平という山の頂上まで車で行き、そこからロープウェイで久能山山頂付近まで渡る、というルート。もうひとつは、海側の麓から、1159段あるという石段を登る、本来の参道を辿るルートである。

 私はかつて、小学校の遠足だったと思うが、この石段を登ったことがある。しかしまあ、三十年も前のことで、どんな感じだったかまるきり覚えていないので、また登るのも悪くないな、とは思った。しかし、真夏の炎天下、幼児二人を連れて、と考えると、ちょっと現実的でないので、今回はロープウェイを利用することにした。妻は、実は極端な高所恐怖症なのだが、子供を抱いて山登りをするよりはと、ロープウェイに乗る覚悟をきめてくれた。




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 これが、そのロープウェイ。眼下の谷は深く、なかなか迫力がある。妻は俯いたままじっと眼を閉じていた。勿論、帰りも乗らなきゃならない。




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 久能山に到着、その辺りからの眺め。




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 楼門。それを抜けると、




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 本殿がみえてくる。




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 灯籠など。




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 本殿を間近から。「国宝」の文字がみえる。造営の際、棟梁であった中井清正なる人物は、名古屋城、仁和寺、二条城等をも手がけた人物であり、この本殿はその中井の晩年の傑作である、ということで、平成22年に国宝に指定された、と公式サイトではアナウンスされている。




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 細部、様々。私は正直なところ、こうした豪華絢爛な装飾は好みではないのだが、その造りの精巧さには、やはり感心させられ、見入ってしまう。キンピカ。




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 さらに登る。石を組み上げて造られた道。これほどの石材を、どうやってこんな山の上にまであげたのだろうか、などと思いつつ。




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 神廟。ここが頂上。勿論、徳川家康のお墓。元和2年(1616年)に、駿河の国の駿府城で亡くなった家康は、その遺言によってここに埋葬された。しかし、翌年には現在の日光東照宮に移葬されたので、今まだここに眠っているという訳ではない。それでもやはり、何か威圧されるような「力」は感じられる。




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 地元企業であるバンダイが奉納したという、「家康ガンダム」。まあ、ご当地ネタということで。



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 家康公三十八歳のときの手形と、自分の手を見比べる我が娘。意外に小さい手で、私の妻の手とあまり違わなかった。昔の日本人は、やはり小柄だったということだろうか。




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 その妻曰く、「隠れミッキー」・・・。ディズニーランドじゃないから。




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 売店で、甘いものなど。




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 隣接する博物館を見学。鎧カブトや刀剣類、家康が描いた絵だとか、なかなか面白かったのだが、勿論撮影は禁止でした。

 私は小学校の修学旅行で、日光東照宮を見学した。こちらが元祖、とはいえ、やはり久能山は日光の「ミニチュア版」の感は否めない。日光、か。またいってみたいなあ、などと、小学校時代のことを思い出したりなどしながら、再びロープウェイに乗り込み、帰路についた我々でした。




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 おまけ。妻と娘がつかまえてきたノコギリクワガタ。これまた、小学校時代を思い出させられ、さっそくホームセンターで飼育セットを買ってきて、飼うことにした。クワガタムシのなかでも、わたしはこのノコギリクワガタが一番好きだ。湾曲したハサミがカッコイイのだ。

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