乱読乱文多謝 静岡史跡探訪ver.

スーパーカブと、史跡と、ときどき読書感想文

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TVボード塗装


 TVボード塗装

 また、DIY記事です。

 先日の椅子の塗装の乾燥時間中に組み立てたTVボード。これも、ターナーの「ミルクペイント」で塗装をした。「クリームバニラ」という色で、椅子同様、まず四度重ね塗りをした上で塗装面を400番のパーパーがけ、というメニューを二度繰り返した。その過程は割愛するが、




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 その結果がこれ。椅子のときは、この状態からトップコートを塗ったのだが、同じことをしてもつまらないので、




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 今回はこれを使ってみることにした。ターナー・ミルクペイントの「アンティークメディウム」。これは何かというと、要するに「年季」を入れる塗料で、つまり、これを塗ることによって、古い家具のようにみせる、という訳である。無論、私は使ったことはなかったので、どんなものかと楽しみに開封してみると、




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 こんな感じ。ただの茶色い塗料みたいだが。塗り方としては、あちこちのwebサイトなんかを調べてみると、要するに、ちょっとだけ筆やスポンジなどにつけて、表面にこすりつけるような感じで塗るようだ。

 子供の頃、戦車のプラモデルなどを作るとき、塗装が終わった後に、「ウェザリング」というものを施した。それはつまり、塗装がはげたり、さびたり、泥がついたり、攻撃を受けたりなど、戦場で戦車が傷んだ様子をプラモデルに再現する「汚し」のテクニックなのであるが、それと、目的も方法も似たようなもののようだ。なるほど、これならできそうだ、と、やってみた。




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 その結果が、これ。なんだか、汚らしくなった。汚し加工をしたのだから当然といえば当然なのだが、ちょっとやりすぎたのかもしれない。ということで、




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 やり過ぎかと思われる箇所に、上からまた「クリームバニラ」を塗ってみた。




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 うーん、こんな感じかなあ。なんだか、こんどはただ塗りムラがあるだけみたいで、いまいち納得がいかないのだが、これでよし、としてしまうことにした。

 ということで、結論。「アンティークメディウム」によるエイジング加工、思ったよりも難しかった。これはもっと小さなもので練習してから、こういう大きい家具にチャレンジすべきでした。まあ、これも数をこなすしかないなあ。


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椅子の塗装 後編


 椅子の塗装 後編


 娘の椅子の塗装、後編です。前回がんばった折角の塗装が傷ついてしまったので、またペーパーで処理後、再塗装、ということになった。どうせなので、ということで、またしても四回程重ね塗りをしたのであるが、その過程については、前回と大してかわり映えのない作業の連続でしかないので、割愛。で、




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 また半日かけて、こんな具合に、塗り上がりました。ただこれだけでは、またどこかにぶつける度に同じような傷になってしまうので、トップコートをすることにした。塗装が完全に乾燥するのを待つために、その作業は次の週末に、ということで、




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 一週間後。これを買ってきました。ターナーのミルクペイント、「トップコートクリア」。今後も使うことになりそうなので、大きいボトルです。これを塗る。ラベルの説明文に、二度くらい重ね塗りをしろ、と書いてあったので、その通りにします。




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 トップコート塗装前。塗装面は前回同様、400番のペーパーがけをした。風が強かったので、少々狭いが作業は納屋のなかで。




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 一度目の塗装が終了。ちょっと艶がでた。しかし、あんまりテカテカしすぎなくていい。柔らかい色合いのミルクペイントの良さを殺したくなかったので、同じシリーズのトップコートを選んだのは正解だったみたい。

 ただ、今回は二度目の塗装まで、二時間程待たなければならない。その間に、




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 何と私、テレビボードを自作してしまいました(笑) といっても、材料のカットは購入したホームセンターでしてもらったので、その部材を組上げるだけでしたが。日曜木工が大好きな私の父が、頼みもしないうちに手伝ってくれたので、作業は思いのほかサクサクと進みました。




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 組み上がったテレビボード。これはまたこれで、塗装しようと思っている。そして、




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 テレビボードが出来上がる頃には、ちょうど二時間経っていたので、椅子の方にも二度目のトップコートを塗り上げ、塗装作業の全工程終了ーーーー、おつかれさまでしたーーーーと、いいたいところだが、




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 なんと、テレビボードの作業に夢中になっていた私の横で、遊んでいた息子がやらかしてくれました。キャスター付きの椅子に乗ってガーッと走ってきて激突。ああ、これはまた、この部分だけ塗り直さなきゃならない。まったくもう。しかしトップコートが乾燥するまでは触れないので、その修正作業はまた後日、ということにして、ここで、このピンク色の椅子について、ちょっと解説。

 この椅子も、先日記事にした通りアンティークショップで購入した、古いイギリス製の、ウィンザーチェアである。特徴的な背もたれの形から、「ボウバック・ウィンザーチェア」などと呼ばれるものになるが、




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 背もたれの中央部に板材の背板を使わず、スピンドルと呼ばれる細い棒状の部材だけを使うのは、伝統的にはイギリスではあまりみられず、どちらかというとアメリカ製のウィンザーチェアに多い形であるようだ。しかし、




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 脚部の貫(ストレッチャー)の形は、その形状から「カウホーン(牛の角)形」と呼ばれるもので、これはアメリカではあまり見られず、イギリスの、古いものに多いタイプであるようだ。つまり、全体のスタイルは 伝統的な意味での典型からはちょっと外れるのであるが、この椅子は古い、とはいっても二十世紀前半のものであるから、そのあたりの意匠の「自由度」が高くなってからのものだ、と考えるべきなのだろうか。ちなみに我が家では、この貫の形を一目見た娘が「ウサギにしかみえない」と言って以来、ウサギ形と呼ばれています。

 なんだか椅子の記事ばっかり連発している。暖かくなり、桜の盛りも過ぎてしまった。そろそろどこか山城でも観に行きたいのであるが、今のところ、予定は立てられずにいる。しばらくは、ネタ切れが続きそうです。



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『椅子のフォークロア』


 椅子の多義性


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 柴田書店 『椅子のフォークロア』 鍵和田務著

 
 久しぶりに、読書感想文です。

 先日、アンティークチェアを購入したことについて記事にした。そこでは、あたかも妻の強い希望に負けて、(私のような貧乏人にとっては)高価な椅子をむりやり買わされたかのように書いてあるが、我が過疎ブログを閲覧してくださる心優しくも賢明なる諸兄諸氏にはとうに御察しの通り、実は妻がアンティークチェアをほしがったことをこれ幸いとばかりに内心ノリノリで椅子を選択し、購入後も毎日眺めてはあれこれ感想だの憶えたての蘊蓄だのを宣って妻を辟易させているのは、この私の方なのである。

 私は椅子が好きなのである。特に、アンティークのものは本当に大好きなのである。理由は自分でもよくわからないが、とにかく好きなのである。アンティークショップで、お店の方にいろいろと椅子について教えて頂いてから、ますますその魅力にはまり込みつつある。

 しかし、好きだからといって椅子についての知識が豊富かというとそんなことは全くなく、その歴史だとか椅子のタイプの名称だとか有名なメーカー名だとか、知っていることなど本当に掛け値なしに皆無であった。そこで、遅ればせながらも少しは知識を得てみようと、早速購入したのがこの『椅子のフォークロア』という本であった。

 初版は1977年。とうに絶版となっていた本であるから、Amazonで古本を探した。販売価格は1000円であった。届いた本は非常に状態のよい初版本であったが、1000円という値段は相場であるようだから、特に希少価値があるような本でもないのだろう。ただ、その内容は実に素晴らしかった。

 文体は簡潔明解。その読みやすい文章に導かれながら、興味を切らされることのないままに通読することで、椅子、というものの歴史の概観を得るに必要充分な情報を、整然とした知識として得ることができた。それはきっと、筆者の叙述が、確固とした観点から語られているからだ、と思う。

 題名の「フォークロア」という語には、様々な意味があるけれども、ここでは、「民俗学」という意味において使用されている。巻末の広告ページに、「柴田書店のフォークロアシリーズ」なるものが数冊紹介されており、本書もその内の一冊であるようなので、もともとは、出版社の企画から与えられる形で選択された言葉なのだろうけれども、筆者である鍵和田務氏が本書において述べようとしていることは、まさに民俗学という語こそが相応しいといえそうだ。

 すなわち本書においては、椅子の歴史というものを単にその形態の変化を追うことによって説明するのではなく、その時々の文化、風習の内にあって、椅子というものが様々な事物を背景としていわば必然的に帰結された形態を獲得して成り立つものとして捉え、その観点から説明し、語られているからだ。

 浅学なる私は筆者の鍵和田氏について何も知らなかったのであるが、巻末の著者紹介によれば、京都大学文学部哲学科で美学美術史を専攻し、とくにヨーロッパの家具調度の歴史的研究に興味を云々とある。これを知れば、その著者の観点なるものも成る程と思わされるものがある。

 冒頭、まず驚かされるのは、椅子というものの起源についての記述である。ちょっと長いが転載する。


 椅子が最初に地上に発生した理由を考える場合に、大多数の人は床や土間に直接座るよりも、椅子に腰かけた方が生活に便利だからだと常識的な結論を出すのである。ところが古代エジプト人や未開部族の人たちの生活などの研究によると、さきの常識説とは相反する結果に到達するのである。つまり古代社会や未開社会の支配者たちが、彼らの権威と地位に応じて、権力者としてふさわしく振舞う必要から椅子が発生したというのである。権力者の王座として、古代から中世そして近世まで、椅子は社会的シンボルとしての役割を果たしてきたのである。
 (『Ⅰ プロローグ・家具のフォークロア』)


 生活において甚だ実用的な椅子という道具の起源が、実用性よりはむしろ支配者や特権者の「高み」という象徴的なものにあったのだとういうのだ。さらにはそれは椅子に限らず家具というもの全体にいえることだとして、著者は、まず「ひとつの家具作品」を成立させる諸要素の内、最も基本となるものとして、「美」と「機能」というふたつを取り上げる。

 さらにそのふたつの要素のうち、「美」の要素を「象徴美」と「機能美」、そして「機能」の要素を「実用的機能」と「象徴的機能」とに分ける。その詳細については割愛するが、まず気になるのは、ここで使用される用語には、何やら同じような言葉が使われていて、こうしてただ並べただけでは少々錯綜気味で速やかな理解が困難であることである(無論、本文を読んだならば理解はきわめて容易である)。

 だがこの「錯綜」そのものに、筆者の主張の肝要な部分があるのだと私には思われる。すなわち、「美」が「象徴」と「機能」をも含み、また「機能」が「象徴」をも含み、と、各要素がそれぞれ複雑に絡み合って、「家具」というひとつのものを成り立たせているために、その諸要素を細分しようとすればどうしてもこういうことにならざるを得ない、ということである。

 人々の(もっとも大きな意味での)生活というものの総体であるところの文化や時代というものと、密接にある家具なるもの。そこに見出される「美」とは単なる装飾ではなく、「機能」もまた単なる実用性や利便性ではない。こうした多義性を捉えるには、なるほど、「民俗学」という大きな視点から概観する必要がありそうである。

 こうした視点を筆者はまず最初の章において読者に提示したうえで、その後に、古代から現代に至るまでの椅子というものの変換を追っていく。上述した「確固たる視点」とはこのことである。本来複雑な多義性のために理解が困難な対象を、一面的な視点で単純化するのではなく、俯瞰的な視点でみつめることによって全体を捉えやすくしている訳だ。この視点が与えられることによって、読者は対象を容易に理解するのである。

 序章の後に詳述される「本編」というべき、各時代、各文化の内に形をなす様々な椅子と、その周囲のエピソード。興味のつきないそれらのエピソードは、こうした前提があればこそ、楽しめもし、理解もできるのであるが、その連なりが現在にまで続いているということは、すなわち、その「多義性」というものもまた現在にも生きている、ということになろう。

 それは単に、「大統領の座」だとか、「社長のイス」だとかとして在る、というに留まらない。椅子というものが「機能」的、実用的なものとして大衆化、一般化したということは、その象徴的な要素もまた、大衆化、一般化したということだからである。

 最も卑近なところでは、家庭内での「自分の椅子」というものがある。もしある家庭の食卓において、家族それぞれの「座る場所」が決まっているのだとしたら、そこは家族の構成員それぞれの「居場所」を意味することになる。場所を学校や会社に移すならば、例えそれが校長室の椅子や役職者の椅子ではなく、一般生徒なり平社員の椅子だったとしても、そこを占有する個人にとっては、それは単なる座るための道具ではなく、自分がそこに「居る」ことを許された「特別な場所」であることをも意味する。

 数年前の失業時代に、私は実体験としてそれを感じたことがあったといえるのかもしれない。街を歩いていて、ある場所にあって仕事をしているひとたちを見るたびに、私は、社会の中で自分の居場所のないことを寂しく、頼りなく思ったものだ。居場所、というものは、自身のアイデンティティの確立のために、きっと、きわめて重要な意味を持っているのだとそのとき痛感した。それは決して物理的な位置の安定や、社会的な地位の安定ばかりを保証するものではない。心理的な安定をも生むのである。

 そう思えば、椅子というものの機能は決して軽視すべきでないものだとも思われてくる。現在私は大型トラックの運転手である。よって居場所はその運転席ということになる。つまらぬ仕事といってしまえばそうかもしれないが、考えてみれば、ウイングタイプの大型トラックの新車価格は、2000万円を遥かに超えるものだ。その運転席を会社から任されているのだと思えば、これは確かに有り難い話だ。何にせよ、その椅子に座ることによって、私の生活が成り立っているのだから、それは少なくとも私にとっては単なる「運転席」以上のものだ、とはいえるのである。

 子供の頃、小学校入学時に、学習机を買ってもらったことを思い出す。それは家庭内で初めて得た「自分の場所」であり、「自分だけの場所」であった。その喜びは、あるいは自分の成長の自覚であり、また、その成長を他の家族に認めてもらえたことの証であったのかもしれない。もしかしたら、私の椅子好きの理由らしきものは、このあたりに見出されるのだろうか。

 という訳で、今回の読書は実に有意義で興味深いものであった。私の椅子趣味、しばらくは続きそうである。


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椅子の塗装


 椅子の塗装 前編




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 先日買ってきた四脚のアンティークチェア。そのうちの一脚は、アウトレット品で安かったのだが、塗装がしていなかった。これはそのままという訳にはいかないので、自分で塗らなければならない。で、その椅子を使用することになる小学三年生の娘に、どんな色がいいかきいてみたところ、「ピンク」という返答を得た。

 ピンク、か。白いアンティークチェア、というものはみたことがあるが、ピンク、か。白じゃだめか、と娘にきいてみたが、彼女は頑にピンクを要求してきた。しかたがない、ピンクで塗ろう。




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 ということで、またしても実家に行き、日曜大工が趣味である私の父の作業場を借りて、作業台に椅子を乗せ、いざ、塗装作業である。




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 塗料は、これを選んだ。ターナーの「ミルクペイント」、色は「フロリダピンク」。使うのは初めてでどのくらい必要になるかわからないので、450m入りの大きいボトルを購入。値段は1580円だった(結果的には、小さいボトルで充分だったが)。ま、このアンティーク調の薄いピンクなら、ダイジョウブだろ……




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 表面のヤスリがけなどの処理はすでにされているので、固くしぼった濡れぞうきんで全体をふいてホコリや汚れを取り除いただけで、塗り始める。塗装のコツはいつでも、「薄く、塗り重ねる」なので、ここでもまずは一通りざっと色をつけるだけ、ぐらいの感覚で塗っていく。とはいえ、塗装作業に慣れている訳ではない私、その薄さ加減を掴むにも一苦労である。




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 一度目の塗装作業が完了。意外と上手くいっている、ようにみえるのは写真だから。近くでみると、やはり厚塗りしすぎてぼってりしてしまったような所もあちこちに。やはり、いきなりキレイにはならないなあ。




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 座面のアップ。一度塗りの状態では、まだムラ、というか地の色が透けて見える。最初の塗装が乾いたら、二度目の作業に。しかし、このミルクペイントは乾燥がとても早いので、塗り終わる頃には、もう最初に塗った部分は乾いてしまっている。よって二度目の重ね塗りは、そのまま最初と同じ手順で続けて行う。

 この椅子は、イギリスの伝統的なスタイルのもので、「ウィンザーチェア」と呼ばれるものの一種だ。その始まりは十七世紀の後半だといい、ロンドンの北西、テムズ川の上流にある町の名前が、その名称の由来とされる。元来は庶民向けの多目的、実用的な椅子であり、特徴としては、厚い座板に穴をあけて直接に、脚や背もたれのパーツを接合する構造であることで、主に背もたれ等の形状によって、さらに細かに分類される。




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 この椅子はその内、「ボウバック」などと呼ばれるもので、ウィンザーチェアとしてはごく一般的な形である。細部の塗装は気をつけないとムラになりやすい。ここでも、薄塗りを根気よく重ねていく、という原則を忘れず、横着して一気に仕上げようなどすべきではない。厚塗りすると、ムラができてかえって後々手間がかかることになる……私が実際それをやらかして苦労したので間違いないです(笑)




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 二度塗り完了。まだ塗り重ねなければならないが、塗り重ねる毎に乾燥時間は伸びていくので、そこはちょっと休憩など入れながら、ゆっくりと再塗装の行程に進む。




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 そして、三度目が終了。ここまでくると、写真ではほとんど違いがわからないですね。この後もう一度、合計四度塗った。




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 座面の様子。かなり綺麗になった、気がする。ただ、塗りっぱなしでは表面がかなりザラザラしている。




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 なので、二時間ほど昼寝などしながら乾燥を待ってから、全体に400番のペーパーをかけていく。とはいっても、相手は木材ではなく乾燥した塗料なので、ちょっとこすれば変化が出てくる。あんまりゴシゴシやると簡単に地が出てしまうのでかけ過ぎ注意。




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 ペーパーがけ終了。陽当たり具合が変化してしまったので単純に比較できないが、ペーパーがけ前の画像に比べて、艶が出ている、気がする(笑)。少なくとも、手触りはまるきり変わった。




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 ひとまず、塗装完了。一番上の、塗装前の画像と同じ条件で撮影してみました。いかがでしょうか。

 これで完成、ということにして、新居の完成までしまっておこうと、他の椅子の隣に置いたらば、椅子同士がこつんとあたって、あたったところが変色してしまった。




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これはいかん。やはり、ニスで保護すべきであるようだ。仕方ない、来週変色した所をなおしてから、総仕上げのニス塗りをすることにしました。その工程は、また今度。


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アンティークチェアを買う


 アンティークチェアを買う

 
 私、実は現在、家を建てているのである。あ、勿論、実際に建てているのは大工さんですが(笑)。完成予定は、多分、5月頃じゃないかと思う。なので、そのための準備を、いろいろと進めつつある。おかげで何かと忙しくて、せっかくあったかくなってきたのにカブで史跡めぐりに出掛けられないのが辛いところであるが、まあ、これは仕方のないところである。

 で、そのやがて迎える新生活において、新たに必要となるものが幾つかあるのだが、その内のひとつが、ダイニングセットであった。現在の住居であるアパートでは、居間でちゃぶ台を囲んで食事をしているのであるが、新居にはちゃんとダイニングルームがある。まさか、フローリングのダイニングに、今のちゃぶ台を持っていって床に座る訳にもいかない。やはり、テーブルと椅子は新調せばならぬ。

 しかし、ただでさえ貧乏な我が家である。これからあれこれと唸る程に金がかかるこのときに、高い買い物はできないなあ、などと預金残高を眺める私。ニトリかIKEAでなら、5まんえんくらいで何とかなるかなあ、などと考えていたら、妻がひと声。

 「でも、毎日使うものだし、いいものを買った方がよくない?」

 キッチンとダイニングについては、やはり、妻の意見というものは重視せねばならぬ。とりあえずお店を回ろう、ということで、妻があれこれ調べたお店にいわれるままに車を走らせれば、辿り着いたのは英国アンティーク家具の専門店。で、結論をいうならば、妻の強い希望で、1930年代のダイニングテーブルを購入してしまったのである。その値段、なんと配達料込みで約18まんえん也。

 これは、本当に、とんでもない値段である。もう、頭が痛くなるような値段である。まだ品物はお店で預かってもらっているので、その御姿は後日、ということにするが、テーブルだけでじゅうはちまんえんって……ホントか、おい。

 そう、テーブルだけ、なのである。椅子はまた別に買わねばならぬ。だがダイニングセットというものは、実は椅子が高いのである。今度こそIKEAで買って、アンティーク調に塗装しちゃえば、などと考えていたら、

 「でも、あのテーブルに今風の椅子じゃ、似合わないよね。」

 しかし妻よ、似合わない、というなら、あの骨董テーブルが我々には似合わないのである。IKEAだって、安くてカッコいいのがあったのに……。だが椅子を買わない訳にはいかないので、その翌週の日曜、今度は椅子を見に出掛けた。妻がいきたがるお店は……あの、またアンティークショップなんですけど……。

 その買い物の様子については、またしても割愛。早い話が、またしても古くていわくありげな椅子を買わされ……いや、買ってきたのであるが、アンティークチェアとしては、安く買えた。四人家族で四脚、これはそのまま持ち帰ってきたので、ここに並べてみることにする。


 

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 まず、妻の椅子。ベントウッドチェアというらしい。「ベントウッド」とは「曲げ木」という意味で、つまりが木材を曲げてつくった椅子、である。セールをやっていて、¥26000也。軽くて形が可愛らしい椅子。




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 これは息子に。チャーチチェアといって、文字通り教会の椅子。形のユニークさはこれが一番かな。1930年代の物で、¥27500。




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 これは娘のウィンザーチェア。この形がいい、という娘からのリクエストがあったのだが、この椅子、お店のアウトレットコーナーにあった、白木のままの、塗装をしていないものなので、お値段はちょっと安くて¥13000。ただ、これは自分で塗装しなくてはならない。安価だが、一番手間がかかる代物。




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 で、これが私の椅子。これもウィンザーチェアと呼ばれるものの一種で、ベルトのバックルを模した背もたれの形から「バックルスプラット」とか、先端部の丸い形から「スクロールバック」などと分類される。1890年台から、1900年ぐらいの物だというから、もう100年以上昔のものだということか。この椅子は、上掲のチャーチチェアのように、古いものを再塗装して綺麗に仕上げたものではなく、古く痛んだ塗装をそのままに、使用可能な状態に仕上げたもの。なので、




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 ご覧の通り、はげた塗装がいい味を出している。セール品で¥20000。

 ということで、我が家のダイニングセット、合計で約¥270000ほどになりました。ああ、もう、考えるだけで、冷や汗だが脂汗だかわからない分泌物が出てきます(笑) まだカーテンだって、四人分のベッドだって買わなきゃならないし、夏には車検だし、来年からは固定資産税も納めねばならないし……ああ、胃が痛くなってきた。これは、一生モノ、どころか、子々孫々に至るまでの家宝にしなければならないな。また、お家ができたら、ダイニングに一通り並べた様子なんかを記事にしようと思う。何せ、高かったのだ、ブログにでも何にでも利用しますよ。そしてまた、娘の椅子の塗装の様子なども、記事にしようと思っていますので、乞うご期待。


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